生理前の眠気・イライラ・むくみの正体 〜ホルモンバランスが体と心に与える科学的メカニズム〜

皆さんいかがお過ごしですか?
mikaです。

 

「なんか最近、眠くてやる気が出ない…」
「理由もなくイライラする」
「顔も脚もむくみがひどい…」

 

生理前になると、そんな不調が一気に押し寄せてきませんか?
実はこれ、**ホルモンの自然な働きによる“正常な反応”**なんです。

生理前に起きている体の変化

 

排卵が終わると、女性の体は「黄体期(おうたいき)」に入ります。
この時期に分泌が増えるのが、プロゲステロン(黄体ホルモン)

 

プロゲステロンは妊娠に備えて体温を上げ、体内の水分や栄養を蓄える働きをします。
そのため、体は“エネルギーをためるモード”に切り替わり、次のような変化が起こります。

 

  • 代謝が落ちてむくみやすくなる

  • 体温が上がり、眠気が増す

  • セロトニン(幸せホルモン)が減って気分が不安定

 

つまり、「やる気が出ない」「何もしたくない」というのは、
怠けているのではなく、ホルモンが“休息を取るように”指令を出している状態なんです。

 

ホルモンが脳と自律神経に与える影響

 

女性ホルモンは、脳の「視床下部」や「自律神経」にも働きかけています。
このため、生理前は体温調節・感情コントロール・睡眠リズムが乱れやすくなります。

 

特に、眠気を誘う「メラトニン」というホルモンの分泌バランスも変化し、
昼間でも強い眠気を感じることがあるんです。

 

つまり、
「夜に眠れないのに日中眠い」
「ちょっとしたことでイライラする」
というのは、ホルモンと脳の連携リズムが一時的にずれているだけ。
心身の異常ではなく、生理的な波なんです。

 

 

無理をしないためのセルフケア

 

生理前は「頑張る」より「整える」ことを意識するのがポイントです。

睡眠を優先する
短時間の昼寝(15〜20分)や、夜の早めの就寝でリセット。

むくみ対策を意識
塩分控えめ、カリウム豊富な食材(バナナ・ほうれん草・アボカドなど)で水分代謝を促す。

お風呂で深部体温を上げる
38〜40℃のぬるめのお湯で15分。リラックス&自律神経を整える効果。

朝の日光浴でセロトニンを活性化
起きてすぐカーテンを開け、自然光を浴びるだけでも気分が安定しやすくなります。

生理前の不調は、体が「次のリズムに備えている」サイン。
ホルモンの波を理解すれば、眠気もイライラも“敵”ではなく“メッセージ”になります。

この時期は自分を責めず、
「今はエネルギーをためる時期なんだ」と受け入れるだけで、
体も心もふっと軽くなるはずです。

生理周期を“うまく味方につけること”が、
女性がより美しく、健やかに生きるための小さな秘訣♡

 

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